長期カウント
長期のカウントはこちらです。上昇のそもそものスタートは、75円からとなります。そこから125円まで上昇し、一旦98円まで下落、そこから152円近くまで上昇しているというのが、ドル円の大きな動きとなります。
この152円までの円安は実体経済な大きな影響を与えました。ただ、チャートだけ見てみると、ありえない程の値動きではないという事は感じられるかもしれません。因みにこのスタートの75円よりも以前は、360円から大きく下落し続けていました。そうすると、この75円からの上昇がエリオット波動的に見て、トレンドをつくる推進波なのか?それとも下落しすぎた調整のための修正波なのか?これについては、確定できません。
これを詳しく見てみると、125円が第1波orA波の終点、98円が第2波orB波の終点となり、現在hは、第3波orC波の上昇中ということになります。ただ、チャート的に見ると、152円という高値もまだ第1波の値幅とほぼ同じ程度の上昇であり、第3波のオーソドックスな値幅である1.618倍の180円まではまだまだ遠いです。
よって、現時点では、152円が修正波動のC波終点であり、ここから大きな下落推進波が発生し、100円を切っていくかもしれませんし、180円を目指して、推進波の上昇が形成されるかもしれません。それを踏まえて、紫の四角の中の上昇波動を中期カウントとして次のセクションで見ていきましょう。
中期カウント
中期のカウントとしては、こちらを想定しています。もちろん、152円を突破しておらず、まだ第5波が終了していないという可能性もありますが、全体のバランス的に現時点ではこの仮定が一番スムーズに感じますね。
もしも、そのシナリオだと、ここからABC波により、全体の値幅の0.618の戻しをすることになります。120円付近までの下落の可能性があります。実際のトレードではこれらの長期中期の背景を踏まえて、直近短期の波形を見ながらとなりますね。次のセクションでは短期の波形を見ていきます。
短期カウント
これは、1時間足のチャートです。右肩下がりの紫色のラインが152円からの下落のレジスタンスラインです。これを明確に上に抜けたことによって、一旦の上昇トレンドが発生していると言えます。
これは、上位タイムフレームのレジスタンスを抜けただけでなく、内部波動を見ても、紫色のパラレルゾーンも上抜けしています。更に、第1波と想定される波形に対して、既に1.618倍どころか2.0倍をも超えてきていますので、ここは推進波(インパルス波)と仮定してよっぽど大丈夫でしょう。
トレード戦略
では、どこでトレードをするのか?これはエントリーする場所は、一択です。
推進波の上昇が止まり、下落修正波が発生します。それはおそらくABCの3波構成になると思います。そこからもう一度、5波構成の推進波が発生する可能性が高いことになります。
よって、C波の終点を狙ってロングを入れることになります。
これは、今上昇している5波構成の推進波を大きな第1波orA波とカウントします。そして、狙い目となるABC波の3波構成の修正波を大きな第2波orB波とカウントします。そこから実際に値幅を取りたいと考えている5波構成の推進波を第3波orC波とカウントします。
ここで一番重要なポイントは、現在の上昇が大きな波形として5波まで伸びるか?C波までしか伸びないのか?それはわからないことです。そしてそれがわからないとしても、かなり利益の出せる可能性の高いポイントが出現しそうになっているというところです。
エリオット波動を学ぶことで、この具体的なイメージを持ちながら、エントリーポイントを待ち構えることができるのが、非常に有利だと思います。
もしも、わからない部分がありましたらお気軽にDMを