2024.07.18 ドル円 エリオット波動観察

2024.07.18 ドル円 エリオット波動観察

推進波の推定

直近の高値であった151.945を超えてきているので、基本的には現在の上昇波動は推進波と推定するのが妥当なところです。例外的に、ランニングフラットという場合が無いわけではありませんが、それを想定する必要はあまり意味がないので。

そうすると、この推進波は、インパルス波なのか?ダイアゴナル波なのか?という2択となります。この2択について、どのような想定になるのかをシミュレーションしてみましょう。

インパルス波のケース

インパルス波だと想定すると、現在は2波の修正が完了し、3波の上昇中ということができます。これが標準的なケースとすると、第3波は、180円まで到達し、第5波では189円になる想定です。

狙い目としては、難しいところですが、第4波の終点を狙っていくのがベストですね。日銀の介入の可能性がありますので、今の時点で3波形成中という事を頼りに上昇を取りに行くべきではないでしょう。

ダイアゴナルのケース

ダイアゴナルとして見た場合には、第3波が完成し、第4波の下落の最中と見ることができます。

サポートラインについては、イメージをわかりやすくするために書いているだけなので、実際には今後の下落の終点を見ないと下側のラインを引くことはできません。

この場合は、上昇中に明確な狙いどころというのは、ほぼ無いと考えます。

総合的に考えると

では、この2つのケースがあると想定した場合に、どのような行動を取るできかというと、明確なインパルス波が出るまで待つというのが賢い選択となります。それ以外の場合は、リスクとリターンを考えた時に、あまり優位性がありません。

どこで、それがわかるのかというと165円を超えて来た時です。そこに至るまでに、世の中のニュースでは、「最高値更新」、「日銀の介入が行われる」等が飛び交いますが、そのような情報に踊らされずに、本当のチャンスを待つようにしましょう。

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