ダイアゴナル出現?
先週の、記事では、インパルス波になるのか?ダイアゴナルになるのか?という視点で見ていましたが、第3波の値幅が伸びずに第4波の安値は第1波の高値を割り込んでいます。
ここから考えると、ダイアゴナルになるのではないかと想定ができると思います。
そう仮定すると、ここから、もう一度高値を超えていくものと想定できます。短期でトレードされる方は、この上昇をトレードするのもありだと思います。
長期の視点で見ると、ダイアゴナルが完成した時点で、点線のようにトレンドが転換し下落に向かうことになります。
日米の金利差
直近の円安は、日米の金利差が大きく影響しているのは、間違いありません。そして、その金利は両国のインフレ状況によって、中央銀行が決定しています。では、ここで両国のインフレ状況を確認してみましょう。
アメリカのインフレ率
日本のインフレ率
日本のCPIについては、2023年8月から上昇し、現在は1.6まで上昇しています。しかし、アメリカのCPIについては、現在7.6まで上昇しており、抑制のための利上げをしていますが、上昇を続けています。
この金利差が大きい状況だと、なかなか円高方向には動きにくい状況なのは確かです。
エリオット波動的には、ダイアゴナルが出現し、トレンドの転換のタイミングが近付いているようには見えますが、安易にそれに乗って売りに走るのは危険な状況です。