現時点でのドル円相場のエリオットカウントを更新します。大きな目線では、161.95から下落トレンドがスタートし、139.58で下落のA波が完成し、現在はB波の形成中という見方に変更はありません。(いろいろなシナリオを検討した中で個人的に可能性の高いと考えているものです。)
162手前でドル円の上昇トレンドが終了し、下降トレンド(大きな下落の修正波動)に入ったものと見ています。
139.58までの下落をA波と見ています。そこから、B波の上昇が始まり現在149円を突破しました。B波についての一旦の上昇は、月初から想定していたとおり、上がってきていますね。フィボナッチ比率的には、あと少し上まで行くのではないかと見ています。
それでは、ここで少し中期的なところも確認していきましょう。
これは、4時間足にしたものです。B波終点の位置は暫定的に置いているだけです。B波の終点のポイントとしては、2つのターゲットを想定しています。
一つ目は、150.60から150.80の辺りです。これは、A波のリトレイスが50.0%の位置であり、同時にB波の副次構成波のA波の対するエクスパンション127.2%が重なる位置です。
二つ目は、153.00から153.50の辺りです。これは、A波のリトレイスが61.8%の位置であり、同時にB波の副次構成波のA波の対するエクスパンション161.8%が重なる位置です。
副次構成波動のC波の波形が、綺麗なインパルスが出たと思っていたのですが、その後に高値を更新しましたので、延長している状況ではないかと考えます。比率的には、上記の説明のとおりもう少し上がっていくと見ていますが、勢いが落ちてきているのも見えます。いろいろなツールではダイバージェンスが発生しているチャート模様になっていると思います。
それでは、普段はあまり解説しませんが、短期の1時間足を見てみましょう。
第1波が延長したと見ることも第3波が延長していると見ることもできますが、上下の波形の回数から考えると、4波までの波形の回数が、1-1-3-1の合計6回の上下になるのか?それとも3-1-1-1の合計6回の上下になるのかの違いとなりますので、4波の終点の位置としては、ここが濃厚だと考えています。
そこからの第5波がダイアゴナルで進み、現在は、その4波が間もなく終わり、ここから最後の5波の上昇を迎えて、高値を更新して一気に下落していくイメージを持っています。しかしながら、それが150.70付近まで上げる力があるのかについては、まだ不明な部分はあります。
今週の戦略
今週の戦略としては、大きなB波の終点が来るかもしれないという事で、トレードとしては、『動」のタイミングです。
150.70付近でのショートについては、指値を入れて既に先週から待っています。
もしも、ここに到達せずに、下落した場合のシナリオとしては、この時点で追いかけるのはリスクだけ上がるので、下落した後の戻しの2波終点を狙うことになると思います。
それでは、今週も皆様に相場の女神の祝福がありますように。
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