ジグザグのルール
修正波のひとつである「ジグザグ」についてのルールを説明します。ルールなので、ジグザグは全てこのルールが成立します。ただ、間違えてはいけないのが、「ジグザグだから、このルールどおりになるはずだ」ということではありません。その思考でトレード判断をすることはかなり危険です。
正しくは、「全てのルールが成立したものをジグザグと呼ぶ」です。エリオット波動は波形がつくられている途中で、それが〇〇だといえる状況は、ほぼありません。
①ジグザグは、3つの波で構成される
このように、下→上→下や、上→下→上のような3つのベクトルを上下交互に組み合わせたものとなります。
②A波は、常に推進波で構成
ジグザグの最初の波となるA波は、5波構成の推進波となります。衝撃波になる場合もダイアゴナルになる場合もあります。
③C波は、常に推進波で構成
ジグザグの最後の波となるC波は、5波構成の推進波となります。衝撃波になる場合もダイアゴナルになる場合もあります。
④B波は、常にジグザグ、フラット、トライアングルとなる
ジグザグの二つめの波がジグザグになった場合は、このような波形になります。
ジグザグの二つ目の波がフラットになった場合は、このような波形になります。
ジグザグの二つ目の波がトライアングルになった場合は、このような波形になります。
そして、B波はこの3つだけでなく、これらを組み合わせた波形にもなるとしています。
⑤B波は、A波の終点を超えない
B波の上昇がA波のスタート地点を超えてはいけない。
実際には、A波のスタート地点というのは、推進波の5波の終点ということになるので、B波がその高値を超えてきてしまったということは、一番に疑うべきは、その前の推進波がまだ終わっていなかったということになります。
もちろん、拡大型フラットという場合もありますが、どちらにしてもこの場合は、ジグザグではないことになります。
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