ジグザグのガイドライン

ジグザグのガイドライン

ガイドラインとは?

ガイドラインは、ルールと違って絶対になるわけではないが、統計上このようになる可能性が高いとされたものです。

①A波とC波はだいたい衝撃波となる

ジグザグのA波とC波は、ルール上は5波の推進波となりますが。(推進波は、衝撃波とダイアゴナルの2種類があります。)だいたいにおいて、衝撃波(インパルス)となります。

②A波とC波は、だいたい同じ長さとなる

ジグザグのA波とC波は、だいたい同じながさになります。実際の運用に関しては、C波の終点を想定するのに役に立つことが多いガイドラインです。ガイドライン①のC波の内部構成波が5波構成の衝撃波になることと合わると、より精度があがりますね。

③C波は、だいたいA波の終点を超えて終わる

C波の終点は、A波の終点を超えることが多いとしています。実際に使用するケースとしては、このC波の終点での反転を狙ってのトレードをそうていしている時に、C波の内部構成波動の5波が終わったように見えても、それがA波の終点を超えてないような状況であれば、一旦は、自分のカウントした内部構成の5波が違ってるかもしれないと疑い、少し待つとよいのではないでしょうか?

④B波は、通常A波の38%から79%戻す

B波は、A波の38%から79%を理とレイスすることが多いとしています。実際の使い方としては、逆にB波のリトレイスが37%未満や80%以上にはなりにくいといった方がわかりやすいかもしれませんね。

想定される使い方はいろいろありますが、B波が終わったかどうかを判断しなければいけない時に、もしもその戻し幅が37%未満であれば、そのB波と判断したものは、A波の内部構成波動である可能性が高くなりますね。

⑤B波がランニングトライアングルの場合は、通常10%から40%戻す

B波が、ランニングトライアングルの場合は、10%から40%リトレイスするとしています。先ほどのガイドラインの④の中でもより限定された状況を想定したものですね。

よく、教科書的には、ジグザグは、5波→3波→5波で構成されるといわれますが、B波は正確には、修正波になるとしていますので、トライアングルの場合は、5波→5波→5波となりますね。

B波の識別は非常に難しい上にトライアングルの波形のカウントもかなり難しいので、実際にこのガイドラインを使用するシチュエーションは少ないように思います。

⑥B波がジグザグの場合は、通常59%から79%戻す

B波が、ジグザグになる場合は、通常59%から79%戻すとしています。これもガイドライン④の限定的な状況を想定したものですね。

実際の想定としては、B波がジグザグで戻してきたと判断して、C波の下落を狙いにいこうとした時に、B波のジグザグが、まだ38.2%とかだったりしたら、まだ早いかもしれないという判断ができることになりますね。

⑦B波がトライアングルの場合は、通常38%から50%戻す

B波がトライアングルの場合は、通常A波の38%から50%戻すとしています。 これもガイドライン④の限定的な状況を想定したものですね。

これは、なかなか実践的には使うシチュエーションが難しいガイドラインですね。当たり前の話ですが、トライアングルのA波が形成された時点では、それがトライアングルだとは見えません。その後高値も安値も伸びずに収束してきた時にトライアングルとわかってくるのですが、その時点でトライアングルA波が38%から50%の間にあったとしても、E波の終点を見極めないといけないので。

⑧A波の終点とC波の終点を繋いだ線は、しばしばA波の始点とB波の終点を繋いだ線と並行となる。

A波の始点とB波の終点を結んだ線とA波の終点とC波の終点を結んだ線は、しばしば平行となるとしています。

これは、結構実践的に使えますね。といっても、単独では優位性が低いので、ガイドライン②と組み合わせて使うといいと思います。

A波とB波が形成した時点で、この平行線を引くことができると思いますので、そのライン上でC波が終わる可能性があり、加えて、A波=C波の値幅になるようなポイントがあれば、そこでC波が完成した、新しい上昇のインパルスになる可能性が高いと判断できます。

【広告】いまなら高機能チャート「トレーディングビュー」が使える「みんなのFX」が口座開設キャンペーン中です。もしかすると、自分に合った会社が見つかるかもしれません。



中級編カテゴリの最新記事