エリオット波動観測による今年のドル円

ドル円と金利差

年明けということで、長期観測は今年の推測をしていきます。

2022年10月の151.945の高値から一旦の下落をしたものの再び2023年11月に高値更新するか思われましたが、わずかに届かず下落をしています。

この数年のドル円の上昇は、米ドルの長期金利が上がり続け、それに対して日本円が低金利政策を続けたことにより、二国間の金利差が大きく開いていたことが大きな要因です。

このピンクのラインが日米の長期金利の差をグラフにして、チャートにオーバーレイしたものです。

トレーディングビューのこの機能は便利ですね。

長期金利の今後は?

これは、方向性が明確になってきているのは事実です。アメリカは今年に3回又は4回の利下げを行う事が想定されています。逆に日本は、利上げをすることが想定されています。能登の震災の影響で時期が後ろにずれ込むかもしれませんが、どちらにしても金利差が縮まるというのが今年の既定路線です。

ドル円の今後は?

そうなると、ドル円相場も基本的な流れとしては、下落に向かうものと考えています。短期的な上昇はあるものの152円を上に抜いてくるようなことはないと考えます。

そうすると、エリオット波動的には、5波が3波の終点を超えれなかったことになりますので、トランケーションが発生したと見るのが現時点では、無難な推定かと考えます。

今週の戦略は

今週の戦略は、144円付近での反転狙いの買いですね。

140.25付近から146.40付近までの上昇は、全体からすると修正波動のA波と見ています。そこからB波の下落がこの144付近で止まるのではないか?という戦略になります。

A波の上昇に対するリトレイス38.2の位置でもあり、B波のエクスパンションの100でもありますので、仮にここで大きく反転しなくても、一旦のバウンドをする可能性が高いゾーンと考えます。

丁寧に、ストップの切り上げと分割利確をしていけば、やりやすいチャレンジになると思います。

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