価格はなぜ上がるのか?

価格はなぜ上がるのか?

「なぜ相場が上がるのか?下がるのか?」その答えの書いてある本です。

「買い注文が多いから」という答えは、間違いだと以前の記事で書きましたが、では、ホントのとこは…どうなんでしょうか?買い注文があっただけでは、売買は成立しません。

ここ、よく勘違いしますよね。FXというのは、今さらですが、「foreign exchange」です。両替ですね。

その両替の交換の買い手と売り手がお互い「その価格なら買いましょう。その価格なら売りましょう」というのが一致したところが、値動きとして表れていることになります。

仮に100円から上下に1円刻みづつ売りと買いの注文があったとします。100円で売買が成立して、買った人がポジションを維持したとします。

売った人は、買い戻さなきゃいけないのですが、100円で売ったので安く買いたいけれど、既に100円の買い注文は、消化されているので、成行で買うなら一番安い買い注文の101円を買うしかないわけです。そこで101円の売買が成立すると、レートが100円から101円に上がることになります。


この100円で売り、101円で買った人は、もうポジションを閉じた状態です。
でも、新たに101円で売った人がいて、この人も買わないといけません。
こういった、状況でレートが上がったり下がったりするわけです。

つまり、「なぜ価格が上がるのか?下がるのか?」の答えは
「買いポジションを長く持つ人が多ければ、価格は上がる」
「売りポジションを長く持つ人が多ければ、価格は下がる」
と言えるのでは、ないでしょうか??

そういった、相場に関する基本的な知識をやはり覚えておくのがいいと思います。

この本は、値段は安いですが、テクニカル派のトレーダーには是非読んでおいてほしい本です。

「海外で地震がおきた」、「アメリカが金利を上げた」等、よく為替変動の原因とされるニュースが流れたときに、その影響が大きいのか?小さいのか?持続力があるのか?ないのか?等、ドリル形式で読み進めることができる本です。

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