エリオット波動のカウント方法003

エリオット波動のカウント方法003

では、002の続きになります。ここを見るのが初めての方は、001と002を先に見ていただければと思います。

エリオット波動のカウント方法001

エリオット波動のカウント方法002

この青い部分についてどうカウントするのかを解説していきたいと思います。

推進波の次に来るものは?

これまでの上昇を推進波5波と仮定してきました。そうすると、この青い部分の波形は、何になるのでしょうか?

推進波の次に来るのは、次の4つです。

  1. ジグザグ
  2. フラット
  3. トライアングル
  4. それらの複合波

こんかいは、一見してジグザグのような形状に見えますね。

こんな感じですね。ジグザグは、A波が5波、B波が修正波、C波が5波という構成をしています。

これも少し細かく見てみましょう。

ちょっと、B波のカウントが、拡大型フラットなのか?トライアングルなのか、よくわからない部分がありますが、修正波動であることは間違いないと思いますので、この青い部分は、全体でジグザグを形成していると仮定してもおかしくないように思います。

ジグザグはどこで反転するのか?

では、このジグザグがどこまで行くのか?どこで反転するのか?のターゲットの絞り込みをしていきたいと思います。

第1波のフィボ61.8%

ひとつの基準としては、デフォルトの状況としては、第2波は第1波の61.8%の値幅を戻すとされています。

これを見てみましょう。

こんな感じになりますね。そうすると、この61.8%の1728が一つの有望なターゲットになってきます。

もちろん、78.6%の1699や50.0%の1748というのも可能性としては高いです。

ジグザグのA波=C波

もうひとつの視点で見てみます。ジグザグのA波とC波の値幅は、同じとなるというガイドラインがあります。ルールではありませんので、100%ではありません。

このA波の値幅とC波の値幅を比較するには、フィボナッチエクステンションを使っていきます。

すでに、100のラインである1753は超えてきてますね。

そうなると、この赤い四角で囲ったあたりでの反発の可能性がありますね。

エリオット波動では、この二つの視点での考察を基本的にやりますが、この方法については、「ガートレー222」パターンという別名もついています。

左側のフィボナッチリトレースメントと右側のフィボナッチエクステンションの両方のターゲットが重なった時に優位性がある反転ポイントとして、判断する方法です。

今回は、ちょっとばらばらになってしまいましたね。

どこをトレードポイントとして狙っていくのか?

今回みたいにターゲットの絞り込みがきれいにできなかった場合は、どこを狙っていくのk?について、最後に説明しておきます。

ここです。一旦の底を打ってからの上昇を見送ります。ここで上昇を見て飛び乗ってはいけません。その上昇は、必ず第1波になります。第1波の次には、必ず第2波が来ます。狙うのはそこです。

これまで、001、002、003で解説したのと同じことをこの第1波と第2波の部分でやっていくことになります。

エリオット波動は、オカルト的なイメージがあるかもしれませんが、実際に使うというのは、ルールやガイドラインをしっかりと習得し、その習得した知識やのノウハウを利用して、地道にこのように常にカウントを繰り返していくことです。

慣れてしまえば、1日5分あれば相場の分析や、今後の戦略が立てることができるようになる素敵なツールだと思いますので、そこにいくまで頑張りましょう。

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