では、本日のポンド円を見ていきます。
現状認識
短期の目線で、上昇推進波と下落修正波が出ているように見えますね。
修正波については、ジグザグと見ることができそうです。そして現在は、C波形成中ですので、この終点を見て、買っていくシナリオに優位性がありますね。
ただ、上昇推進波のフィボナッチリトレースメントを見ると、61.8%を既に突破しているので、狙いどころは、78.6%の149.72となりますが、ジグザグABC波のフィボナッチエクステンションを見ると、100%だと149.15で少し下がりすぎているので、61.8%の149.93又は78.6%の149.51付近での反発に優位性があります。
また、C波の内部構成波動を見てみると、既に5波が終わっているようにも見えます。
このように反転しそうだけれども、ターゲットがばらついている時というのは、相場に参加しているみんなも判断がばらつくことになるので、落ちるナイフを掴むような決め打ちは少し危険となります。
では、どうするのか?
明日の戦略
ここですね。一旦反転した上昇した第1波(第3波の副次構成波)についても、必ず第2波の下落があります。そこをしっかりと狙っていけると、リスクが少なく優位性が高いトレードになります。
ここについても上記と同様に、フィボナッチリトレースメントとフィボナッチエクステンションを併用して、ターゲットの絞り込みをしていくことになります。
なぜ今買ってはいけないのか?
もしも、今買おうとすると、価格が150.40ですね。損切りラインの絶対的なルールは、「自分の判断が間違いだったと判断できる場所に置く」ことです。
適当に、毎回10pipsというように置くのは意味がありません。
今回で言うならば、自分の判断というのは、「149.90で下落が止まり、反転上昇した」という判断になります。
ということは、この判断が否定されるのは、「149.90を下に抜いていった時」となります。だから損切ラインは149.90の直下に置くべきです。
そうすると、このトレードに負けた時の許容リスクは、マイナス59pipsになります。
じゃあ、どこまで利益が伸ばせるのか?これは、下落の値幅に対してのフィボナッチリトレースメントを引いてみましょう。
最初の関門となるのは、38.2%の150.92です。関門といいましたが、一旦はここまでは戻してくれる可能性はあります。その利益は、52pipsです。
この利益期待値と損失リスクを比べた時に、判断すべきなのは、「上がるかもしれないけど、このリスクリワードのトレードをやる必要はない」ということです。
トレードは、正々堂々真っ向勝負で、勝つか?負けるか?をする必要はありません。
もっと、楽に勝てそうな時が来るのを待てばいいだけです。
初心者と安定して利益を上げている人との違いはホントにここを「待てるか?」どうかです。
目の前のチャートの動きに振り回されずに、しっかりとした戦略を立てて、ひきつけて自分の得意なところを勝負できるようにしていきましょう。