ガートレー222徹底分析マニュアル

ガートレー222徹底分析マニュアル

「ガートレー222」って何だろう?

今日は、「ガートレー222」とエリオット波動について、具体的な手法を書きます。

「ガートレー222」とは、エリオット波動と同じくチャートにおけるパターンのことです。
こういう理由でこういう形になって、それが原因となって次にこう動くとかではありません。
こういうパターンになった時は、統計上こうなることが多いという理論です。
まぁ、そのあたりもエリオット波動に近いと言えば近いのかもしれませんね。

では、図で見てみましょう。

まず、ABの上昇があります。
それに対するフィボナッチ内部リトレースメントの比率のラインを紫の点線とします。
この比率自体は、38.2でも50.0でも61.8でも76.4でも構いません。
その後、BCDEとジグザグパターンを形成し、下落しています。
このBCの値幅とDEの値幅が同じ長さになることが条件です。
そして、このDEの終点と、ABに対する内部リトレースメントの比率のどれかが一致する場合、反転の可能性が高い。
というものです。

エリオット波動とガートレー222

普段、エリオット波動でトレードしている方は、あれ?そんなこと知ってるけどと思った方はいませんか?ただ、面白いのは、異なるアプローチによって同じパターンにたどり着いたということは、これにはそれだけの優位性のあるパターンとも言えるのではないでしょうか?

では、次にこのガートレー222のパターンをエリオット波動の中で見ていくと

ここです。第1波から第5波の上昇に対する、ABCの修正波です。
当然、フラクタルですので、
第1波に対して第2波がジグザグになる場合や、第3波に対して第4波がジグザグになる場合もこのガートレー222パターンが出現することがあり得ます。

ガートレー222の実践的な使い方

では、最後に具体的な使い方について解説します。

エリオット波動の衝撃5波(フラクタル的に見た第1波又は第3波でもいいです)がAからBまで上昇したとします。
Bで反転下落し、赤の矢印のところまで相場が進んだとします。
このC点を下に抜いた時点で、この修正波がフラットやトライアングルではなくジグザグになる可能性が高いと言えます。
この状態を発見したら、ABに対するフィボナッチ内部リトレースメントを引きます。
そうすると、紫のようにラインが出てきます。
そして次に、点BCDでフィボナッチエクスパンションを引きます。
そうすると、BC=DEとなるラインが表示されます。
エクスパンションがよくわからない方は、手で計算してBC=DEとなるレートを探してください。
そして、この計算された想定Eが、もしもリトレースメントのどれかの線と一致した場合は、そこで反転する可能性が高いということです。

そこまでできたら、想定した点Eのレートでの指値買いを入れます。
損切は、点Eのすぐ下で構いません。
利確はお好みのところで構いません。
この手法は、反転すら確認せず、ターゲットとなるレートでの逆張りなので、メリットとしては、非常に損切幅を狭くできますので、リスクリワード比率が高めにできます。

より実践的に

エリオット波動をある程度理解している方に向けて書きます。
実際のところ、Eで反転しても、それがジグザグではなく、トライアングルやフラットであることは多いです。そして、トライアングルもフラットも最初のA波の副次波は3波で構成されます。

つまりE点で上昇したものの、上昇がB点の届かず下落して、トライアングルが始まる。
又は
E点で上昇しB点付近まで上昇するが、そこから下落してフラットになる。

という可能性も否定できません。では、それを踏まえてどうすればいいのか?
もちろん反転した上昇の波形を観察して選択肢を限定するのは必要ですが、
D点で一部を利確し、B点で一部を利確し、B点を抜けたものを大きく育てるという分割利確することをお勧めします。

そうすることで、このパターンが成立しなくても、この『一旦の反転』を利用して、損失を減らし、ある程度の利益を得て終わることができます。



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