エリオット波動のカウント方法004

エリオット波動のカウント方法004

今回は、「ユーロ円」についてのカウントについて、解説をしていきたいと思います。

大きなチャートから確認

基本的に、まずは大きなチャートから確認することが鉄則となります。

週足の一番大きなものを確認します。

一番初めのこの上昇を推進波と仮定し、そこからの下落を修正波と仮定して進めていきます。

①トライアングルからの推進波

波形のイメージから最初に見えやすいのは、この形ではないでしょうか?

では、トライアングルと仮定した場合に、内部構成波動がうまく一致するのか?トライアングルなので、基本的には「3-3-3-3-3」となり、全ての内部構成波動が3波構成になっているはずですね。実際には、3波でなくても修正波動であれば問題はありません。

いろいろと微妙なところがありますが、特にB波は衝撃波(インパルス波)に見えるような気もしますね。

②ジグザグからの推進波

①の時に違和感のあった上昇の部分を推進波として仮定したものです。

ジグザグで修正し、上昇トレンドが再開、フラットを経て、再上昇としたものです。

他にもいろいろな仮定が可能

正直、これだけの波形でカウントの判断は難しいと思いますが、ひとつの大きなベクトルとしては、上昇方向に推進波が出ており、下落方向に修正波が出ているというのは、概ね間違いではなさそうですので、直近の上昇は、推進波(衝撃波又はダイアゴナル)と仮定して進めても問題が無いように思います。

日足チャートを確認

この青い上昇部分が推進波で、赤い下落部分が修正波と仮定できそうですね。とはいえ、ここから高値更新する可能性が否定されているわけではありません。

青い推進波部分は、ちょっと波形がわかりづらいですかね。5波が延長しているように一番見えますね。

赤い下落部分は、3波というよりは、ダイアゴナル5波に見えますので、ジグザグのA波でしょうかね?現在がB波を形成中で、おそらくここがフラットになるような感じですね。

現時点で、可能性の高そうなカウントとしては、こんな感じです。

ただ、ちょっと、修正波ABC全体の戻しが浅い状況ですので、ダブルジグザグ等の複合波形で更にもう一段下げるのもありそうな状況です。

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