本に書かれないトライアングルの真実

本に書かれないトライアングルの真実

トレンド継続のシグナル?

以前のブログでもトライアングル終点を狙ったカウンタートレードについて、ご紹介してきました。そして、運よく想定どおりになっています。

このトライアングルですが、「ウェッジ」、「ペナント」、「フラッグ」とよりパターンを細かく分けて呼ぶこともありますが、今回のブログではそれらを全てまとめてトライアングルとさせていただきます。

これらのトライアングルは、ネットで検索してもらっても、書籍を読んでもらっても、『トレンドの継続』とか『トレンドの続伸』を表すパターンだと書かれています。

つまり、トライアングルパターンが発生した場合は、トライアングル発生直前と同じ方向に進むことになります。ということは、トライアングルの使い方としては、トレンド継続方向にポジションを取ればいいことになりますね。

そうです。簡単ですね。

過去の記事はこちらから

https://ameblo.jp/morienus/entry-12063318961.html

https://ameblo.jp/morienus/entry-12073593412.html

そうです。同じようなタイミングで、毎回同じ事を書いて、同じ事をしています。
これだけ見ちゃうと、とても簡単に見えます。

でも、今日この記事を書いたのは、トライアングルを実際に使うことは、簡単ではないことを説明するためです。長かったですが、ここまでが前置きでここからが本題です。

実際のトライアングルを確認

では、実際のドル円のチャートで紹介します。

こんな感じのトライアングルがありますね。ちょっと説明のために、値動きを消しますね。

これが実際のチャートにラインを引いたものです。見事なまでのトライアングルですね。
今回は、このトライアングルE波完成により、下落しました。

もうひとつの未来

ここで、ひとつ違う未来を想定してみます。
もしもE波完成と想定したところから反対に上昇していたら?

こんな感じです。でもこんなチャートだとしたら、このような赤いラインを引きませんよね?もしもラインを引くなら

こちらのラインになるのではないでしょうか?

第1波から第3波の上昇ですね。

そうなんです。もしもE波で反転せずに上昇してしまった場合は、チャートを後から見た場合にそこにトライアングルがあったことを見つけることはできないのです。

本に書かれない真実とは?

トライアングルは、『トレンドの継続』とか『トレンドの続伸』を表すパターンである。
というのは、正解なんですが、逆なんですね。
『トレンドが継続』した場合、その前にトライアングルが現れる場合がある。

そして、『トレンドが反転した場合』は、そこにトライアングルは見つけれない。
と言う方が正しいように思います。

本を読んだのに勉強したのに、うまくエリオット波動を使えないひとつの理由としては、このようなことが多くあるからです。

「よし、トライアングルっぽくなってきた。これはトレンドが継続するパターンだ」と思って、エントリーしても成功しないのは、こういう理由です。

でも、実際に使っていくうちに、本に書かれていない部分が必ず経験として身についていきますので、あきらめずに使っていってもらえるとうれしく思います。

実践的な使い方

トライアングルで私が売るのはこの二つのポイントだけです。
最初の矢印は、A波の終点です。
この時点で売る場合は、当然トライアングルになると想定していません。
ジグザグからの下落を想定しつつ、フラットになっても、トライアングルになっても利益を出すことが可能な位置だから売ります。そしてその売りのうち、何割かの可能性でそれがトライアングルのA波で売っていたことになるだけです。

そして次の矢印は、E波の終点です。
この時点で売る場合は、逆にトライアングルを想定しています。
A-Cに引かれたトライアングルのアッパーラインが明確にあるので、損切がしやすく、損切幅に対する利益期待幅が大きくあるので、5回に1回成功すればこのトレードは利益が出せるトレードになります。

以上、本に書かれていないトライアングルの真実でした。



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